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この記事は2016.04.05 Tuesdayに書かれたものです。
コンプレッサーやEQなど、外部アウトボードを使わず、プラグインのみでミックスするやり方が現代的な手法かもしれません。
しかしながら、「1台や2台は外部アウトボードを通して、アナログ感を出したい…」ということもよくありますよね。
 
そんなときにおすすめなのは、このSlate Digital Virtual Preamp Collectionです。

slate preamp

これらは、リリースされたいずれも大ヒットをしているプラグインメーカー「Slate Digital」社の新製品です。
FG-XやVCC、VMRなどが有名ですね。

Slate Digitalはここ近年、「Virtual Mix Rack(VMR)」というプラグインのシャーシをリリースしており、そのなかでモジュールを選択してインサートできるフォーマットを扱っています。
※API500シャーシと、API500モジュールの関係に近いかも?

そのモジュールは、例えばコンプやEQだけでなく、空気感をコントロールするものもあります。
そしてこの度、2種類のプリアンプ・プラグイン(Virtual Preamp Collection)をリリースしました。

このルックスを見れば、みんな知っているあの2機種です。Neve/1073、TELEFUNKEN/V76sという伝統的なマイクプリの2機種をモデルにしています。

FG-73プリアンプモジュールは、数々のレコーディングにおいて使用された最も有名なブリティッシュソリッドステートプリアンプの1つをモデルとしました。これがおそらく、Neve 1073なのでしょうね。

slate preamp 4

FG-73は、太くきらびやかで温かみのあるサウンドはどのようなオーディオソース、ミックスにおいても素晴らしいサウンドをもたらします。

slate preamp 2

こちらの写真は、過去に当店で販売したNeve 1073(もちろんvintageです)です。
ちなみにですが、こちらは1073モジュールが2基で、さらにシャーシにはいっていたのですが、120万円を超える売価でした。
※アメリカで当時売られていたNeve 1073モジュールの売価と比較しても、それでも120万は安かった

その当時、出音はもちろん私も確認しましたが、Neve 1073はやはり魔法のアウトボードだと思います。
EQがとても素晴らしいですが、EQをしなくても、インプットを突っ込み気味にしたときの、独特な音の歪み感(バリバリする歪みではなく、音楽的な歪み感とでも言いましょうか)。これがすごくいいんですよね。
ちなみに、High EQの1.2kHzのつまみは、ちょっとだけブーストするだけでも劇的に音が良くなります(音がよくなる…て非常に曖昧な表現ですが、倍音が出て、より音楽的な音になる、音が前に出てくる、といった感じ)。


次に、FG-76プリアンプモジュールは多くの伝統あるレコーディングにおいて使用されたクラシックヴィンテージ真空管アンプをモデルとしました。つまりこれがTELEFUNKEN/V76sですね。

slate preamp 5

FG-76は、太く暖かみのあるトーンは多くのトラックやミックスを生き生きとしたサウンドに仕上げます。

slate preamp 3

こちらの写真は、同じく当店で販売したことのあるV76/80です。
※今回モデルとなっているであろうV76sとは少々仕様が異なりますので、ご注意ください。



以上のように実物とプラグインを比較いただくと、パラメーターが異なることに気がつくと思います。
Virtual Preamp Collectionには「VIRTUAL DRIVE」ノブといって、ゲインの増幅に伴い上昇するレベルを相殺する内部ゲインコントロール機能が搭載されています。
※プラグインの上部にあるパラメーター

Virtual Driveを増大させても出力レベルは一定に保たれたままで、プリアンプのサチュレーション・レベルのみが変化します。
12時までは軽く色付けが乗るエフェクトが加わり、12時以降〜MAXまで上げれば激しいサチュレーション、ディストーション・エフェクトが得られます。

ハードウェアで普段得たいのは、このプラグインでいうところのVirtual Driveの12時くらいまでのサウンドと思います。
※少なくとも私はそうです

プラグインでミックスした2mixに対して、バランスを変えることなく、でも一味加えたいな…!というときに、このプラグインをインサートすると、いい感じになります!この、「バランスを変えずにミックスをよりよくする」というのは本当に難しいですよね。
これを得たいがために、Neve 1073をラインインプットして、気持ちブーストして1.2kHzを気持ちブーストして…とやるわけですね。

でも、ヴィンテージのモジュールを買うにはお金(なかなかの大金!)もかかるし、維持にもお金がかかるし…。
そんなわけで、これらVirtual Preamp Collectionがとてもおすすめなのです。

ヴィンテージサウンドを知り尽くしているエンジニアの方も、ミックスで困っている宅録ユーザーの方も、ぜひ一度お試しください。
※デモもあります

Slate Digital Virtual Preamp Collection ¥19,440税込
ショッピングサイトへ


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(文:Miyaji Professional Division:澤口)
 
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