Pyramix Report:Pyramix MassCoreシステムを駆使した、DSD 24tr Test Recordingを決行!Part.1

ピュアなサウンドが魅力のPyramix DSD Multitrack Recordingが、現代の制作環境にいかにマッチするのか?24trで試してみました!
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以前もPyramix DSDプロジェクトの魅力を少しでも感じて頂くため、バンド1発録りテスト・レコーディングを決行し、レポートをさせて頂いたことがありましたね!

DSD Multi Track Recording with MERGING Pyramix! >>

その際は、Pyramix Native Mastering Pack + HORUSを基本にした8trレコーディングでしたが、1発録りならまだしも、メインストリームとなるレコーディングを行う際にはトラック数が足りないのはもちろん、オーバーダビング等の使い勝手の面で難があるのは否めないでしょう。

そこでMiyaji Professional Divisionでは、さらなるトラック数の実現と安定性を兼ね備えたPyramix MassCore256システムが稼働する専用PCおよび、24 IN/OUTのDSD対応AD/DAを実装したHORUSを用意!
様々な方面での音楽活躍を展開する黒沢健一氏をメインとしたプロジェクトに、商業ベースでのレコーディング・セッションにいかに溶け込ませることが出来るのか???東京町田市のDUTCH MAMA STUDIO様のご協力も頂きながら、テスト・レコーディングを行いました!

エンジニアリングには前回のPyramix DSDプロジェクトの際にもご協力を頂いた永井はじめ氏をお迎えし、万全の体制で当日を迎えましたが、果たしてDSDでのレコーディングにどのようなメリットを見ることが出来るのか??当たり前のように行われているPro Toolsプロジェクトとどのように違っているのか???
興味津々のうちに準備が始まりました!

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今回ご協力を頂いたDUTCH MAMA STUDIO様は、鳴りの良いライヴルームには定評があり、その場の空気感を再現するDSDレコーディングにはもってこいの環境だと言えます。
写真をご覧頂いても、ミュージシャンがリラックスして演奏に没頭出来る様な雰囲気も備えている、というのがお分かりでしょうが、永井氏もお気に入りのスタジオの一つということで、まさに渡りに舟の様な感覚だったようです。
特にドラムサウンドに拘りのある永井氏にとっては、DSDの良さを余すところなく表現するのに、ある意味、DUTCH MAMA STUDIO様以外考えられなかったかも、という事でした!

DUTCH MAMA STUDIO >>

となると、それを余すところなくキャプチャーすべきマイクロフォンのチョイスも非常に重要な要素となってきます。
当日の楽器構成は、ドラムス、ベース、エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、ヴォーカルという形になっており、アコースティック・ギター/ギターアンプベースアンプはブースに設置、サウンドロックでのヴォーカルを含めて基本的には1発録りでのベーシック・レコーディングを行う予定となっていました。
つまり、メインブースで重要なのはドラムスということになり、マイクのチョイスもドラムスに大きく比重を置いた形になっています。

もちろん、ドラムスでは定番とされているマイクロフォンも使うことにはなりますが、今回はヒビノ株式会社様のご協力もあり、様々な種類のDPA Microphoneをお借りすることも出来ました!
特にドラムスの金物に大きな比重を置く永井氏にとっては、強い味方になってくれた、と言えるのではないでしょうか?

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MD421が立てられる等、皮物には別のマイクも使用されましたが、興味深かったのはライドをはじめとする金物だけではなく、ステレオ・アンビエントをDPAで前面から狙っていたところです。

個人的にDPAのマイクをカメラのレンズに例えさせて頂くと、解像度が高く、パンフォーカスで隅々まできっちりピントが合うレンズ、というイメージがあります。ドラムの全体像はもちろん、スタジオの部屋鳴りを捉えるには持ってこいのマイクなので、おそらくは「聞いたまま」を収録する為に、こういったポジションに立てられたのではないでしょうか。
特にDUTCH MAMA STUDIOの様な鳴りの良いスタジオにおいては、DPAでなければ得られないサウンドがありますね。

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今回、全ての金物にDPAが立てられましたが、金物はDPAの十八番とするところです。感度が非常に高く繊細なニュアンスを逃さない為、ハイハットやライドのカップの刻みにおいては、ゾクッとするような生々しさがあります。
今回の収録とは関係ないのですが、ジャズ・ドラムでブラシが使用されるような曲では、是非この4011Aを使ってみたいと思いましたね!
きっとブラシの一本一本まで見えるような解像度で収録することができるのではないでしょうか。

多くの方はあまり気にされていないと思うのですが、実はマイクにおいて指向性の「軸外」の特性というのは、こういったマルチマイキングをする際に非常に重要になります。
DPAは、軸外特性を公表するほど、軸外特性に自信を持っています。

ご協力を頂いたヒビノ様からの受け売りですが(笑)意外にも思えたマイキングからは、実は永井氏の深い思慮も隠されていたように思えますね!

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さて、マイキングが完了し、音決めが完了したら、ベーシック・トラックのレコーディングです!
黒沢氏にとってもDSDでのマルチトラック・レコーディングは初めてのことになりますし、皆さんの気合いも入りつつある中での作業開始となりました。

今回はPyramixでDSD256レコーディングを行うのはもちろんなのですが、バックアップでPro Toolsを同時に廻す様なこともせず、DSD一発勝負となります!
DSDには自由度が少ないという事は黒沢氏も承知しており、入念に行われた事前リハーサルで生まれたグルーヴを、いかに記録するか???
ほぼ一発録りが中心となる中で、その緊張感をいかにいい方へ持っていくか???
失われつつある、ミュージシャンシップを存分に発揮しただけのものが生まれるのか???

DUTCH MAMA STUDIO様のSSLコンソール、豊富なアウトボードだけでなく、永井氏自らもTELEFUNKENをはじめとした貴重なアウトボード、マイクをお持込みされ、いよいよレコーディングが開始されました!

その模様は、Part.2でご紹介いたしますので、お楽しみにお待ち下さい!

Miyaji Professional Divisionではお客様のニーズに応じて、最適なPyramixシステムをご提案させて頂きますので、お電話:03-3255-3332/問合せフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい!

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(文:Miyaji Professional Division:梓澤)

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宮地プロフェッショナル事業部
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