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書いた記事数:224 最後に更新した日:2018/12/25
この記事は2016.03.15 Tuesdayに書かれたものです。
ProTools (HD) 12にてビデオトラックの映像を外部モニターにデジタルおよびアナログアウトをする際のちょっとしたトピックスをご紹介!
20160308_1621554.jpg

最近では音楽製作現場の事情も変化を求められ、音楽録音・編集だけではなくMA編集やPV編集等映像の絡んだ制作に着手しなければならない、いや、むしろ積極的にそれらを取り込んだ作業環境を構築している方々も多いかと思います。

いわゆるビデオ編集スタジオ等ではなく、音楽編集スタジオでもこれまでAvid MojoやCanoups ADVC110等のDVコンバーターを使用しての環境構築は商用スタジオベースでは行われてきました。
しかし、例えば今回ご紹介するBlackmagic社やAja社の製品など、これまでの常識を覆すような価格帯で多機能、高性能な製品群が続々リリースされ、プライベートユースのスタジオでさえもこれらを導入して映像ベースの音楽製作環境の構築が容易になってきました。
そんな商品群の中、今回は前述のBlackmagic社Intensityシリーズについて簡単な説明とちょっとした裏技をご紹介しようと思います。

こちらはIntensityシリーズのフラッグシップIntensity Pro 4Kです。
PCIスロット挿入のタイプですが、なんと実売価格¥24,980- (税抜) !!
それでいて4K対応、MDMI出力、コンポジット、コンポーネントのアナログアウトまで対応しています。

20160308_1621557.jpg

そしてこちらがIntensity Shuttle 。写真はUSB3.0接続のモデルですが、Thunderbolt接続のモデルもあり、価格はUSB3.0のモデルで¥24,980- (税抜)/ Thunderbolt仕様でも¥29,980- (税抜)と同じくUnder¥30,000- (税抜)を実現。
写真でもお分かりの通りシンプルなBOXにMDMI・コンポジット・コンポーネント・Sビデオ端子を備えた外付けユニットとなっていますので、ラップトップマシンからデスクトップマシンまで、PCIスロットを介すことなくケーブル1本の接続で幅広くお使い頂けます。

これらを使用して何ができるのか・・・
Avid Pro Toolsでの例を挙げてみますが、Pro ToolsのビデオエンジンはPT(HD)11 , PT(HD)12と64bitアプリケーションに変更となり、そのタイミングでQuickTimeベースからMediaComposer(以下MC)ベースへと変更になりました。

その詳細は割愛いたしますが・・・これまでのバージョンでは例えば外部のビデオデバイスを接続した場合、Pro Toolsのメニューから<FWビデオデバイスを使用>というコマンドを選択することで外部機器を認識させる事が必要で、手元でビデオウインドウに表示させていたビデオ画面はキャンセルされ外部機器からのみ出力される仕様となっていました。つまりパラレル出力が出来なかったため、例えばデュアルPCモニター環境で片面をビデオ画面表示にしている場合には(クライアント様向け)メインモニター画面(TV)に出力が出来ず、逆にメインモニター出力している場合にはPro Toolsの画面とメインモニター画面を上見て前見てと首の体操のような作業が必要でした。
また、DVコンバーターを使用した場合、一般的なQuickTimeムービーの外部出力は不可能で、Pro Tools画面上では表示できるのですが、名前の通りDV"コンバーター”ですからまずはDVファイルの生成から始めなければなりませんでした。ファイルサイズも当時にしてみれば大きなもので、時間と労力もかかる作業となっていました。

しかし、新VerではPro Tools対応の外部ビデオデバイスであれば自動認識可能で(結果として、<FWビデオデバイスを使用>というコマンドはなくなりました)、なんとパラレル出力も可能になりました。
そこで今回ご紹介のBlackmagic製品が活躍するのです。この製品はドライバーのインストールさえしてあげればPro Tools上でデバイスとして自動認識してくれます。
つまり、大画面出力しながらも手元のビデオウインドウにて映像確認しながらの音声編集作業が可能となりました。
特にMA作業や台詞録音等リップシンクが必要な作業などでは大幅に作業効率も上がっていると思います。

また、Pro Tools (HD) 11 / 12のビデオウインドウ上で右クリック(Cont+クリック) してみてください。
11と12では編集可能項目の相違はありますが、解像度、アスペクト比、画質を変更することが出来るようになっています。
ソフトウェア側での進化も伴ってこれら外部映像機器の可能性と利便性は今後とも注目されていくものだと思います。

さて、ここでデジタル映像出力とアナログ映像出力に触れてみたいと思いますが、YouTubeを初めとしていわゆる”動画”というのはデジタル映像データです。様々なフォーマット(規格)やエンコード情報、コーデック情報等があり少々複雑ではありますが、良く目にする”HD” ”SD” ”mp4"等 Pro Toolsのビデオトラックに読み込み可能なファイルがあったとします。
基本的にデジタルフォーマットデータなので今回のIntensity製品で出力も可能です。

が、ここで1つ重大な問題がありまして、Intensity製品にはHDMIというデジタル端子とコンポジット/コンポーネントといったアナログ端子が装備されています。しかし、Intensityシリーズ本体にはエンコード/デコード機能がなく、さらにはProToolsもMCベースのビデオエンジンに変更となったことで同じくエンコード/デコード機能が備わっていません。
スタジオなどではデジタルケーブルの引き回しには距離的な問題や映像遅延の問題もあり、コンポジットケーブルで引き回して環境構築している所が多いのですが、その場合HDフォーマットビデオファイル等の場合アナログビデオアウトが出来なくなってしまいます。
機材入替えをした現場で困ることも多いもので、高額なビデオエンコーダーを導入するにはIntensiy自体安価なのに・・・本末転倒な結果になりかねない。

そこで試行錯誤した結果、見つけました。

20160308_1621539.jpg

SANWA SUPPLY VGA-CVHD3 というHDMI - Composit変換機です。
民生用で価格も定価9,900(税抜)とリーズナブルながらIntensityの欠点を十分に補ってくれます。
IntensityのHDMIアウトをこれに入力し、そのアナログコンポジットアウトを外部モニターに接続することで全て解決しました。
遅延値もPro Tools内部設定のビデオオフセット値20〜26 Quater Flame程で収まり実仕様上でも使用に耐えうる範囲ではないかと思います。
この一揃えしても実売価格でいえば¥40,000程度で(簡易)映像スタジオ環境が構築出来るのは非常に魅力的です。

個人はもちろん商用ベースのスタジオ構築をお考えの皆様、ご相談はいつでもお待ちしておりますのでおきがるにお問い合わせください!!


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(文:Miyaji Professional 古賀)
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