SE SYSTEM / RM-2をご存じですか?

舞台音響システムやライブシステムのマニピュレーターの方々用に開発されたこのコントローラーご存じですか?
お客様からのご紹介でこのコントーラーを知ることになったのですが、今やスタジオユースのトランスポートコントローラーは数多く製品化されていますが、このRM-2は劇場やライブハウス・ホール現場作業で必要な機能に特化した、潔いながらなかなか優れたコントローラーなんです。
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基本的には受注生産品で、各種カスタマイズも可能な商品になります。
まずはフラッグシップのRM-2の簡単な説明です。
コントローラー上部にはUP / DOWN / LEFT / RIGHT / PAUSE / GO / STOP ボタンと Key Changeスイッチが配置されています。

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画像は旧コントローラーの図ですが、写真にある様に現在は左上にSTOPボタンが追加されており、通常はALL STOPをアサインして使用します。Key Changeスイッチでキーコマンドの種類を切り替えます。RM2 for LiveはPC側からはキーボードとして認識されるので、PCキーボードのどのキーに該当するのかを1Keyショートカットとしてこのコントローラーにアサインしている訳です。

例えばLiveの画面は以下のようなメイン画面構成になっています。

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デモ機にて動作を拝見させていただきました。
Liveのデフォルトでは、カラムの移動は上下矢印keyを使用します。
カラムが多数になった場合、例えば、下にスクロールした時、カラム画面の一番下に選択されたカラムがきてしまい、そのカラムより下の情報が目視、確認ができなくなります。
現場にて次のカラムに移動したい場合、次のカラムが目視できないという事態はなかなか不便なもので、予想も予測も出来ない状況に陥ってしまいます。
そこで、U,D,Gに切り替えてカラムを上下させると、選択されたカラムが常に画面中央に位置するため、上下の情報が確認できるようになります。
イメージ的にはフェアライトのセンター固定スクロールのようなイメージです(伝わりますでしょうか・・・)。

また、Live上でその行の実行を行う場合カラムの選択位置が”Master"位置にないと実行が出来ない仕様になっています。
それがU,D,Gに切り替えたたkeyを使うと、選択されたカラムがどの列にあってもその”行”の実行が可能になります。
これは非常に便利です。
いちいちマウス位置をマスターに合わせて、キーボードショートカットして・・・あっ選択されてなかった・・・ってトラブル回避できますし。

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この図はメーカーの想定する接続図になります。
RM-2はUSB2系統パラレルでコントロール信号を出すことが可能です。
カスタムでは3系統パラレル仕様などの製作もオーダー可能とのことですが・・・・

ここに関しては構築するシステムによっては個人的には良くも悪くも機能するような気がします。
というのは、例えば2システムを併用した巨大なセッション規模のシステム等では非常に有用なコントローラーとして機能しますが、最近よくあるメインシステムとサブ(バックアップ)システムの同期を取ってシステム構築した場合などには弊害も生じてしまうと考えるからです。

その場合、通常はMTCやSMPTE、Avid製品同士であればサテライトリンク等でメインマシンとバックアップ機の同期環境を構築することが多いかと思います。この環境下でRM2のコントロール機能を利用した場合、常にコントロール信号がパラレルで送信されてしまいますので、本来メイン機が止まっても同期しているバックアップ機が動作していることでトラブル回避できるはずが、同時にトランスポート情報が送信されてしまい同時に挙動が制御されてしまいます。

とはいえ、Live用コントローラーとしての機能面から(ちょっとネガティブな)考察をした内容ですので、前述のようにカスタマイズも可能ですから上部写真のようにDigitalPerformerに特化したコンローラーや、場合によってはスイッチでの切替で(例えば)Live用とDP用、DP用とCubase用を切り替え可能なハイブリットコントローラーの製作も可能のようなので、何かプランをお持ちの方はぜひお問い合わせください!!
例えばマーカー位置切り替え機能など、必要機能を盛り込んだライブ現場用のPro Toolsトランスポートユニットなども製作可能かと思います。

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こんなシンプルなコントローラーも製作可能です。
基本的にはメーカー直販・オーダーのみの展開ですが、今後弊社経由でのお取り扱いも出来るよう双方アイデアを出し合って展開の予定です。
サンプル品ができあがり次第、実機での動作検証も行いたいと思っておりますので乞うご期待!!

TEL:03-3255-3332

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(文:Miyaji Professional 古賀)
宮地プロフェッショナル事業部
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