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待望のAvidビデオI/O、Artist DNxIOのHD再生に関しては既にお伝えいたしましたが、今回は関西放送機器展にて実演予定となっている、4K Video Satellite用UHD/30Pビデオをキャプチャ検証してみました!まずはBlackmagic Media Express編です!



昨年のNAB 2015にて発表されたAvidのNew CommerであるビデオI/O、Artist DNxIOが昨年末ついにリリースとなりました!
Miyaji Professional Divisionでも、UHDビデオおよびHDビデオのプレイバックで問題なく使用出来ることを検証させていただきましたね。

Video tips:待望のビデオ・インターフェイスAvid Artist | DNxIOを検証! >>

Avid Artist | DNxIO FAQ >>

Avid Artist | DNxIO 仕様 >>

その際には、既に用意されていたUHD/24P 3840 x 2160のQuickTime、HD/29.97P 1920 x 1080のDNxHDをプレイバックに使用いたしました。
では、UHD / 4Kビデオをキャプチャする実際はどうなのか???というのが、今回の検証の主眼となる訳です。
折よく、弊社が出展させていただく関西放送機器展で、4K Video Satelliteを実演することになりましたので、素材の仕込みをご紹介させていただきます!

ビデオ編集にファイルベースのワークフローが定着してきている現在、実際にカメラからUHD / 4K素材をDNxIOを使用してリアルタイム・キャプチャ!という場面はそれほど多くないかもしれません。
しかし、AMAプラグインに対応していないコーデックや、トランスコードにビデオの実時間以上が掛かるような素材など、リアルタイム・キャプチャしてしまった方が、その後のワークフローで有利になる場合もあるでしょう。
Avid DNxIOキャプチャ編の第一回である今回は、Blackmagic純正のキャプチャ・ソフトウェアである、Media Expressを使っての検証をご紹介いたします!



まずはどのような素材を、どのようなマシンでキャプチャするか???ということですが、今回はSONY FDR-AX100で撮影したXAVC-S UHD/30P素材をリアルタイム・キャプチャしてみることとしました。
UHDビデオを撮影出来るカメラがこれしかなかった、というのがAX100選定理由となりますが、個人的にもこの組み合わせでのキャプチャはぜひ行ってみたかったのです。

というのも、Avid Media Composerで使用出来るAMAプラグインに、XAVC/-I対応のものはSONYからリリースされているのですが、XAVC-SをリンクさせるAMAプラグインはサードパーティから有償版が出ているのみだったからです。
なぜSONYがXAVC-S対応のAMAプラグインをリリースしないのか???は謎ですが、意外となんとかしたかった方は多いのでは???とも思いますね!

接続に関しては実にシンプルで、AX100のHDMI OUTからDNxIOのHDMI INへ、ThunderboltケーブルでMacBook ProとDNxIOを接続するだけです。
MacBook Proのスペックは2.6GHz QuadCore i7となっていますので、Xeon搭載のMac Proと比較して出来ることが限られてくるかもしれませんが、同程度のマシンを使用されている方のご参考になるかと思います。



まずはBlackmagic Desktop Video Utilityを起動して、設定状況を確認します。

既にHDMI接続したAX100の電源はONになっていましたので、Video InputのHDMIがアクティヴになっているのがお分かりでしょう。
Video Output側はフレームレートが2160p24となっていますが、おそらく、前回の記事でプレイバックしていたUHDビデオの設定が残っていたのではないかと思われます。
今回はキャプチャしながらのモニタリングは、DNxIO前面モニターのみで行いましたので特に問題はないのですが、ここも2160p29.97に変更しておきます。

それでは、早速Media Expressを起動してみましょう!



Avid DNxIOは、UltraStudio 4K Extremeと異なり、内部FPGAエンコーダーをDNxHR用に使用しますので、Media Expressのプレヴュー画面でもH.265プレヴューが出来ない、というアラートが表示されています。
Media Express上ではこうなっていますが、もちろんDNxIO前面モニターにはビデオ画像が表示されている状態です。
H.265は最新のコーデックである上、ファイルサイズを抑えるための複雑なアルゴリズムが採用されており、まだまだCPUネイティヴでハンドリングするには敷居が高い、ということがいえるのかもしれません。

DNxHR変換を行うのであればDNxIOしかない、といえますが、この部分が両者の一番大きな違いとなりますから、エディットに何のソフトウェアを使用するかで、どちらのI/Oを選択するのか???が大きなカギとなるでしょう。



DNxIO + Media Expressを使用してUHDビデオをキャプチャする=CPUでのエンコードとなる訳ですから、QuadCore i7のパワーでH.265エンコードが可能なのか?というチェックにはなりますね。

Preference > Qualityをクリックし、ビットレートを最大の50Mb/sに設定してみました。



当然、HDMI接続したAX100をマシンコントロールは出来ませんから、AX100をプレイバックさせつつ、Media ExpressのCaptureボタンをクリックします。

約5分程度のビデオを2つほどキャプチャしてみましたが、特にドロップアウトが発生することもなく、問題なくキャプチャ出来るようですね!



上の写真はキャプチャ開始前のものとなりますが、再生されているビデオがDNxIOの前面モニターに表示されているのがお分かりでしょう。
実際にキャプチャ開始してもこの状態は変わらず、Media Expressのプレヴュー画面でビデオ内容が確認出来なくとも、特に困るようなことはなかった、と申しておきましょう。

しかしながら、キャプチャしたmp4ビデオファイルをプレイバックするのは、現在のMac環境では難しいようです・・・
QT Player7だと、必要なプラグインが存在しない、Xだとファイルオープンすら出来ない状態でした。
私の環境では、唯一VLCで再生可能な状態までは持っていけたのですが、再生時間が動いているだけといった感じで、使い物になるような状況ではありませんでした。



残念ながら、通常のプレイバックまでは持っていけませんでしたが、静止した状態でのスクリーンショットを撮ることは出来ましたので、ご参考までに上の写真をご覧ください。
web掲載のためリサイズは行っていますが、等倍で確認すると、さすがに3840 x 2160の解像度を持った画像なんだと、改めてUHDの意味を実感出来ましたよ!

ということで、次回はDNxIOの本領を発揮すべく、Media Composerを使用してのキャプチャをご紹介いたします!
お楽しみに!

Miyaji Professional Divisionでは、Media Composerのシステム全般はもちろんのこと、Pro Tools HDXとのVideo Satelliteを含めたご提案を行わせていただいております。
お問合せはお電話 03-3255-3332 もしくは下記のお問合せフォームよりお気軽にどうぞ!

お問合せはこちら >>

(文:Miyaji Professional Division:梓澤)

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